狛江子ども食堂とは

さまざまな理由で、「お腹いっぱいにご飯が食べられない」、「空腹で寝れない」、「1日3食の食事をまともに摂ることができない」、「ひとりぽっちでご飯を食べてる」…そんな子が増えています。単に金銭的理由だけではありません。今、子どもに起きている問題は、お金だけでなく「時間」と「つながり」の困窮による孤立を起因としています。

学校以外にも、地域で、誰でも来て安心して話せる”居場所”が必要です。狛江子ども食堂が、そのひとつを担えればと願っています。

2016年1月にスタートした狛江子ども食堂は、同年11月より、NPO法人として活動しています。現在は、各地域センター、あいとぴあセンター、いち亀(狛江市駒井町1-5-1)などで食堂を開いていますが、将来的には、”いつもある”常設食堂を作ることを目指しています。

市内各地、どこに住んでいる子どもでも歩いて通える範囲に子ども食堂があることが理想です。今後子ども食堂を開きたいとお考えの方がいましたら、お手伝いさせていただきたいと考えています。

狛江子ども食堂の3つのテーマ

  1. いろいろな人と一緒に楽しくご飯を食べる機会を提供すること
  2. 食の大切さを学べる機会を提供すること
  3. 安全安心な食事を提供すること

狛江子ども食堂が無料にこだわっている理由

狛江子ども食堂が、子どもを無料にしている理由は大きく2つあります。

  1. 子ども同士で気軽に誘い合い、参加できることで、本当に支援を必要としている子どもに来てもらえると考えているからです。
  2. 将来、狛江子ども食堂に参加した子ども達、地域や社会で困っている人を支える活動を受け継いでくれる大人になっていてほしいと願っているからです。

食材、運営費は、NPO法人狛江子ども食堂の会費と寄付で賄われています。

食材は、NPO法人フードバンク狛江さんや、地域の農家さん、多くの市民の皆さんからご提供いただいています。


予約なしで子どもが何人来ても対応できるように考えています。代表の市川が飲食店を営んでいるので、食材の過不足がないように調整が可能です。


実際、狛江子ども食堂には、困窮している子どもばかりが集まっているわけではありません。

お友達と食事をするのが楽しいから来る子、季節行事を取り入れたメニューが楽しみで来る子。スタッフ達とのおしゃべりを楽しんでいる子。美味しいから来る子。狛江子ども食堂には、子ども達の笑顔があふれています。

特に、手作りお味噌で作る味噌汁は大人気で、おかわりをする子が続出です。